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宝石の国のkameのレビュー・感想・評価

宝石の国(2017年製作のアニメ)
4.8
漫画を全部読んだ今、また1話目のフォスが呼ばれるシーンを見直したら、本当に何も言えなかった。名前ってやっぱり大事なんだな。

一気見して圧死しそうですが、アニメでしか表せない宝石たちの華麗な動き、色がつく事による煌びやかさがとっても良かった。3Dだったけど全然違和感ない。

声がつく事でより感情がわかるのも辛い。
「この子は仕事をするんですか?」の問いに対して、「わからない。ただ、この子はとても優しい」と先生が言ったシーン、今改めて聴くとこの「優しさ」がフォス自身にどれだけ呪いとなって付き纏っていたのか。。。

4.8にしたのは、2期が続くと信じているからです。謎な意地です^_^

アニメでは、大好きなアンタークが美しく、脆く描かれていたの良かった。ゴーストが出てくる前に話を切ったのうますぎるでしょ、、、

基本的に私が好む作品は、「愛に応えるために、それがどれほど愚かでも行動する」みたいな物語で、進撃だったり、ピンドラ、バナナフィッシュだったり。主人公達には愛する対象があって、その相手達も応えてくれる。その為の行動に心動かされるのだけど、

フォスに関しては、「愛されたい、愛してくれそうな人のために頑張る」が一貫してあるのかなと思っていて、それが本当に辛いんだよ。

始祖の巨人になったエレンを倒そうとする、救おうとする調査兵団の仲間はいるのに、神になっるフォスの神化を止めようとする宝石達はいない。
他の作品と比べるのは違うかもしれないけど、概念的?にこの作品が一際異色だなと感じたのはこの差だった気がする。

最終回が明日公開されますが、お願いだから救われてほしい。誰かから愛されていて欲しい。

私の推しはアンタークとパパラチアです😾🔥
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