一言で言い表すなら「心地悪い」作品。
再教育施設とは名ばかりの、まるで収容所のような学園に入れられた主人公ヒビキ。
理不尽な暴力と不条理がはびこる学園でヒビキはシオリ（ヒロイン）と再会する。
ただ1人自由に行動する謎の少年、シンに唆されたヒビキは、学園を牛耳ろうとする。
もうopからして「心地悪い」
作画と主人公ヒビキのcvがともに拙く、脚本も良くない。
よってアニメーション作品としての根幹はグラグラ。何を拠り所に視聴すればいいのか。
画とストーリーがどちらも良くないのは頂けない。
原作がどうなのかは知らないが、展開が不自然すぎる。流れに脈絡がなく唐突。
いつまでも携帯電話を奪い合う設定には惹かれないし、キャラクターはブレブレ。
成長や変化ではなく、ブレていく感じ。
終盤のヒビキ豹変に置いてけぼりにされたし、あの能力はなんだったんだ？
序盤のシンの言動も謎。
キャラクターそれぞれの背景を知っても、行動原理に納得できない。
忘れた頃にやってくるギャグシーンは、もっと増やすか、そうでなければ無い方がよかった。
鬱展開を狙ったのかもしれないが、性的虐待やSMとか過激な要素を入れりゃあいいってもんじゃないと思う。
雰囲気を取り繕った最終回。
最後まで訳がわからない。
いわば中国のお国柄的カタルシスを期待して完走したが、自分には価値観が合わなかった。
