わきゃ

少女終末旅行のわきゃのレビュー・感想・評価

少女終末旅行(2017年製作のアニメ)
4.8
何度も人類が絶望し希望を未来に託した結果終末を迎えた世界を、過去を知らない子どもたちがゆっくり旅をする話。ド不可思議な世界観で常に先の見えない不安がありつつも、どこかに優しさが垣間見え、キャラクターと共に世界の外れへと探検ができる。

チトもユーリも、金沢も石井も「上を目指すこと」が冒険のテーマで「外を見てみたいんだ」「知らない場所に行ってみたいんだ」とか、絶望の中で一筋の希望の光を頼りに生きているのが、見てる方からしたら悲しくなるけど、実際何千年後かにこうなる未来は絶対に来て、そうなった時にこういう想像力豊かな人たちが生き残って新しい未来を造っていくんだろうな。

最後の最後まで主人公の2人と一緒に謎を残したまま終わるけど、カメラのフォルダから過去の人々の映像が溢れ出した時、チトが自然に涙を流す所が良かったな。

rabの龍くん経緯で昔から主題歌だけ知ってて、大好きな曲だったから観てしまったら終わるのが嫌で避けてたけど、観てよかった。
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