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ポプテピピック 第1期のtakのレビュー・感想・評価

ポプテピピック 第1期(2018年製作のアニメ)
3.6
世間がクソアニメクソアニメと言うから、どんなもんじゃいと興味本位で見始めたら、妙にツボにハマった。でも高得点付けにくいww。だってクソアニメやもん。

ナンセンスなギャグが出てくるコミックやアニメって、半世紀程生きてたらあれこれ目にはしている。けれど「ポプテピピック」で繰り出される表現は、シュールすぎ、意味不明、そもそも元ネタがわからん、楽屋オチ、やり過ぎ…と様々な気持ちが交錯する。それぞれを考え込むんじゃなくて、受け入れて受け流してたら、だんだん快感になったきた。

「深夜!天才バカボン」(2018)の初回で、楽屋オチや製作裏事情的な部分をギャグにして示された時に、このノリについて行けそうにない!と思って第1話で投げ出した私。「ポプテピピック」にもそうした挿話は幾度も登場する。だけども竹書房とキングレコードが名指しで悪役として登場して、予算の裏事情をおちょくる様子を繰り返し(毎回2回だしw)見ているうちに、ジワってきたww。竹書房関係者のキャラデザ好き♡

そして変幻自在な声優の凄さや現場を楽しんでる感じが、回を追うごとに伝わってきて、知ってるネタを発見すると嬉しくなる。数年前の北九州ポップカルチャーフェスで、神谷明、古川登志夫、千葉繁のレジェンド御三方のトークを聞いた。そこでも「ポプテピピック」は話題に上って、演じた楽しさや舞台裏を語っていた。現場が楽しいっていいことだし、それまでの声優のキャリアを活かされてる感じがいい。

各回の声優当てるのも楽しいけど、先にポプ子とピピ美の声優知ってから見た方が、引用されてるネタに気づきやすいこともある(って、タランティーノ映画の元ネタ探しにハマるような個人の意見です)。ヘルシェイク矢野とポプテピクッキングがやたら好き♡

ED曲Poppy Pappy Dayを通勤中に口づさんでしまった私ですが、何か。
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