たも

ダーリン・イン・ザ・フランキスのたものレビュー・感想・評価

1.5
 エウレカ好きに見てほしいって言われて概要も見ておもろそうだと思ってホイホイ見てみましたが、たしかにエヴァやエウレカの香りが仄かにしたけど同じにするのは失礼に値すると感じたし、勧めてくれた方は何を思ってどこを勧めてきたのか問い詰めたくなるくらい面白くないと感じた。19話の終わりまで粘ったけどギブアップしました。
 
 序盤のシリアスな雰囲気とこれから面白くなるぞって期待感だけはとてもよかったし、世界観の情報がほとんど何も与えられないっていう視聴者と登場人物の気持ちがパラサイト同士のバディの様に親和性があって没入感もあった。
 致命的な問題点は2つ、物語の薄っぺらさ、機体のダサさ。演出やらキャラが良いからその安っぽさが悪目立ちしてる。
 
 最初にエウレカを引き合いに出されてるところも致命的だったかもしれない。ゼロツーのヒロインとして何かがもの足りない感じが物語で昇華されるものと期待していたけど、話数を重ねるごとに落胆と諦めに変わった。

 ※以下ネタバレ
 子供たちと親のような大人たちがなぜ都市で隔絶して暮らしているのか、食べ物を摂らず、カプセルに篭って幸福な夢を見ている理由、それがマグマエネルギーを作ってるんじゃないかとか、ある程度予想して楽しみに見ていたけど度々満足できない展開があるし、子供が大人になれない、ゼロツーの態度が一転している、ゼーレみたいな委員会の目的、みたいなメインテーマに繋がるような風呂敷も広げに広げてたのに19話の強引なハッピー展開に何の中身もないダーリンって叫んでるのを見て画面をそっ閉じした。
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