ウシュアイア

ドラゴンボールZのウシュアイアのレビュー・感想・評価

ドラゴンボールZ(1989年製作のアニメ)
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原作漫画『ドラゴンボール』のうち、7つ集めるとどんな願いも一つだけ叶えてくれる不思議な宝珠ドラゴンボールをめぐり、不思議な武術少年・孫悟空の冒険活劇譚が『ドラゴンボール』(無印)だったのに対し、成長した孫悟空とその仲間たちの宇宙人や人造人間などとの戦いを描いた「サイヤ人編」以降が本作。原作漫画のアニメオリジナルの公式続編が「GT」である。原作漫画の内容はあくまでも『Z』までの内容である。

大人気の原作漫画がアニメに追いつかれ、微妙なオリジナルエピソードが挿入されたり、気を溜めるだけで丸々一話分の尺を取ったりと、今見ると実にテンポが悪いが、それでも90年代の水曜日の夜は日本中の小中学生を熱狂させていた。

『サイヤ人襲来編』、『フリーザ・ナメック星編』、『人造人間編』、『魔人ブウ編』に分かれるが、どれもシリアスなバトルであったが、何といってもドラゴンボールをめぐる激しい駆け引きが行われた『フリーザ・ナメック星編』がベスト。

ドラゴンボールを作った地球の神とピッコロ大魔王の故郷であるナメック星で、本家ドラゴンボールをめぐり、圧倒的なパワーをもち出会えば即死のフリーザ一味、戦闘力(気)を自在にコントロールしてスカウターの反応を搔い潜りフリーザの手下を一匹ずつなら対処していくベジータ、最弱ながらもドラゴンレーダーをもつZ戦士(悟飯とクリリンとブルマ)の3つ巴の手に汗握る展開が絶妙。

フリーザの部下ドドリアに追われたクリリンと悟飯が太陽拳で巻いたり、ようやくクリリンが手にしたDBを不戦敗でベジータに奪われたかと思いきや、悟飯がドラゴンレーダーでベジータが隠したDBを見つけて奪い取ったり、ベジータがフリーザを出し抜いてDBを盗み出したかと思いきや、ギニュー特戦隊の登場であっさり全部奪われるものの、全部集めてもフリーザが願いを叶えられなかったり・・・あの目まぐるしい展開に息を飲んでいた。原点回帰のDBをめぐる駆け引きとシリアスバトルの両立により最高に面白かったと思う。

また、アニメオリジナルエピソード特別編『たったひとりの最終決戦-フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父』も忘れられない。フリーザに挑む悟空の父バーダックがかっこよかった。バッド未来悟飯の特別編も然ることながら、DBは負ける戦いのエピソード方が泣ける。両

そういえば、進撃の巨人のエルディア人と大猿化するサイヤ人って似ていないだろうか?お兄ちゃんが迎えに来る話とか。

ちなみに皆さんは何編がお好きですか?また印象に残っているエピソードはありますか?観たことある人は鬼滅の刃よりも多いはずなので、皆さんのレビュー感想を読みたいです。
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