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ピーター・グリルと賢者の時間のj3livingのレビュー・感想・評価

3.1
メインヒロインだけが真実を知らずいつまでも純粋、という珍しい作品。

本作は下野紘主人公にしてはこれも珍しく、筋肉隆々で無敵の最強男で、大勢の女子達に本当にモテモテ(特に肉体的にモテモテ)。
なんだけど、だからこそ大変な目に遭うという、ただ単にカッコよくてモテてるだけでは済まないという所はやっぱり下野キャラ。
これから毎日休みなしで誰かのお相手、という(視聴者的には一見羨ましい)真実を知り、全てをかなぐり捨てて雨の中全裸で泣きながら逃げ出すシーンは、大笑いしつつも本当に可哀想になった。
あと武器が何もなくてめっちゃ強そうな奴を相手にバナナで応戦するシーン。さすが最強の男はバナナでも戦えるのだな。
かつて、謎のランサー相手に丸めたポスターで応戦した主人公がいたが、あれよりある意味強い(?)

メインヒロインを溺愛するがあまり主人公を亡き者としようとするし、娘に拒絶されて血の涙を流したりする超頑固親父役は菅生隆之さん。
アニメ、吹き替え問わず数多の渋い役柄を演じてきた大ベテランだけど、どういう気持ちで本作に出演なさったのだろう。

声優の感想文になっちゃった…。
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