れいん

アクダマドライブのれいんのレビュー・感想・評価

アクダマドライブ(2020年製作のアニメ)
4.0
アマプラに入るのまってました!久しぶりに心を抉ってくるアニメでした。しかも特大スプーンくらいの大きさの。
4話位まではめっちゃくちゃ面白くて、次観なきゃ!って止まらないくらいのスピード感。絵もすごいキレイで説明もそこそこに怒涛の展開。海外のアニメを観ているかのようなはちゃめちゃ感にスケールのでかさ。6話位までは映画か?ってくらいに懲りにこった美しさの絵に面白すぎるくらい面白くてキャラクターがテレビの中で躍動感溢れんばかりに大暴れしてるのに、7話あたりから不穏の空気しかなくてキャラクターが嫌いになりそうな程の自分勝手、虐殺、グロすぎる血で真っ赤で、内臓がちょっと気持ち悪くなってきた、言葉の暴力体への暴力に救いはない、なにか変だな、って観るのきつかったです。剥き出しの人間の欲求みたいなものが全面に出ていた気がします。みんな自分勝手でとても人間らしい。アクダマかそうじゃないか、なんてことはもうそんなの大事じゃなくて人間なんて全員アクダマありきじゃないかと思いました。11話はもうこれこの話数で収まりきらないとんでもない世界観に説明不足すぎてワケわからない、どんな落ちをつけるきでいるんだろう?でもとんでもないストーリーなことは分かっているけれどもっと解説して欲しかった。11話の絵のとんでもなさは是非みて欲しい。巡る電脳世界に世界の崩壊加減に脳ミソおかしくなるかと思った。
最終話悲しかったです。結局、みんな死んでしまった。なんだったんだろ?今までなんでこんなに必死に?っていう切なさ。それでなんの意味があったの?このアニメ?ってちょっと脱力感。
正直、詐欺師がイライラすること大多数。声がうるさいって思うほど。殺し屋が疎むのも少し分かる。だけど「私、処女です!」って言いきる、体を張るところはとても清々しかった。誰かを身を挺して守ることという強さはすごかった。あのシーン、すごく胸にきた。詐欺師にみんな手助けしていてちょっと無理あんじゃねぇの?って言う気持ちも気に入らない要因なのかもしれないです。世の中そんなに甘くねーわっていう。
運び屋、すっごく好きだったのに。結局、仕事だからってあそこまでしますかね?あのバイクの性能がすごく良い。欲しい。運び屋と詐欺師が良い感じになるかと思ったけどもそんなこともなく。私の淡い気持ちも木っ端微塵の最終回。これで良かったんだと思います。運び屋のセーフハウスにみんなでいるときが唯一安らぎで人間らしさを感じられました。
師匠!師匠のことがすごく好きになったのに。師匠かっこ良すぎる。声も顔も体も全ていい!年齢調べて44歳に驚いた。とんでもなく動ける44歳だな。
緒方恵美さん滑舌がちょっと心配になるアニメをけっこう前に観たのでどうかな?と思ったけど、中性を演じるための使い分けなのか声が不安定に感じたけどわざとなんですかね?声がゆらゆらしてて不安な気持ちになる。
アクションシーンや映像、すごくかっこいいです。それだけで観る価値はあります。かっこいいアニメです。私の心に残ったアニメです。
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