Ryo

プリンセス・プリンシパルのRyoのレビュー・感想・評価

プリンセス・プリンシパル(2017年製作のアニメ)
4.0
スチームパンク×美少女スパイアクション。

ケイバーライトという重力を遮断する特殊な鉱石が発掘され、それにより無敵の飛行艦隊を手に入れた19世紀の架空のロンドンが舞台。

そのロンドンは革命により巨大な壁に囲まれた内側にある王国と外側にある共和国とに真っ二つに分断されている状態にあり、共和国側のスパイである主人公達が壁の内側の王国内でとある作戦を成功させる為に暗躍していく物語。

個人的には正直美少女要素は余り興味が無くて、それよりも背景美術や乗り物とかの細かいデザインがたまらなく好き。

町中の装飾から小物に至るまで凝ったデザインで、かと思えば建物の外に張り巡らされた武骨な配管や何らかの役目を果たしている機械のメカメカしさがたまらなく最高。スチームパンクはあまりアニメ作品では取り上げられる事は無いので大満足な作品だった。

そして、モブ役のキャストが有り得ないレベルの豪華さで驚いた。清川元夢、玄田哲章、石丸博也をちょい役のモブにあててるアニメなんか先ず見たことが無いw

さらには、この作品でまさか広川太一郎そっくりの広川節を二回も聞けるとは思わなかった。その声のキャラクターはフランキーという借金取りで、物凄く広川太一郎の声に似ていて誰なのかと思っていたら、もりいくすおと言う人物であり、声優ではなく本業がイラストレーターの人だったのでめちゃくちゃ驚いた。

ただ、ラストが中途半端な所で終わるのでちょっと消化不良気味ではある。おそらく劇場版の3作品に話が続くのだろうけど。
Ryo

Ryo