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呪術廻戦 第1期のmegurosのレビュー・感想・評価

呪術廻戦 第1期(2020年製作のアニメ)
4.2
負の感情に支配された人間を”鬼”と表現したのが鬼滅の刃、負の感情を”呪い”としたのが呪術廻戦。感情の劣化を時代的な問題としてどちらも捉えているように思う。

主人公の虎杖悠二はその呪いを祓う呪術師であり、自らに体内に”呪いの王”を宿している。アニメ一期ではまだテーマが明確にはなっていないものの(漫画も読んでいないから分からない...が)最終的には虎杖が自らの負の感情をいかにして克服するかを描くことを通じて、我々が支配されがちな”呪い”に我々はいかにして立ち向かえるのか、が表現されていくはず。そして恐らくは自分一人では乗り越えられず、仲間と共にあることによって呪いは祓えうるという話になるのではないか(と勝手に予想...)

最近はすっかりアニメ弱者となってしまったためあまり追っかけられてはいなかったのだが、制作スタジオのMAPPAは進撃の巨人なども手がけた旬のスタジオ。(バトル物にありがちだが)相手の方が圧倒的に強いのに長い話をしだして生かしておいてくれるとか、順平の家に指置いたの普通は悠仁疑わない?とかご都合主義も若干見られるが、そうしたことが気にならなくなるくらいにバトルシーンの気合いが素晴らしかった(特に24話の虎杖&釘崎vs壊相&血塗)。

五条先生の別次元の強さももちろん良いが、個人的には釘崎のスタンド能力的な戦い方が好み。殴り合うだけではなく、ジョジョやHUNTER×HUNTERのような能力の噛み合わせによって勝敗が決するようなバトルが観られるなら劇場版も是非観てみたい(とりあえず漫画0巻これから読む)

ちなみに、自分も好みのタイプはジェニファー・ローレンスです。
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