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ワンピース インペルダウン編のmatchypotterのレビュー・感想・評価

ワンピース インペルダウン編(2009年製作のアニメ)
4.4
ここまで来たぞ、シーズン13、インペルダウン編。
次はいよいよ、、、マリンフォード編。

ポートガスDエース、、、モンキーDルフィの兄貴。
やっぱり、わかっていても、次のマリンフォード編を観るのはなかなか勇気がいる。

勇気がいるけど、このインペルダウン編はその勇気を少しもらえる、そんなシリーズ中盤戦の山場の手前。

シャボンディ諸島で散り散りになった麦わら海賊団。
ルフィは女ヶ島に飛ばされ、そこでエースの処刑の話を耳にし、彼を助けるべく難攻不落の大監獄“インペルダウン”へ侵入し、エースの救出を目指す。

王下七武海の1人、ボアハンコックに惚れられて彼女の道すがら、彼女の権力を使って“インペルダウン”に潜入する。

表向きはレベル1からレベル5まで地下へ続くとされる大監獄。ルフィは1人でエースがいるとされる最下層まで辿り着き、彼に会えるのか。

という大筋だが、麦わら海賊団が散り散りであり、一味ではルフィのみ。シリーズ最後に他に飛ばされたメンバーそれぞれの足取りのその後を軽く触れる程度で本筋ではルフィのみ。

だけどもここはグランドラインの悪党どもが収監される大監獄。ルフィが地下へ降りていく道すがら遭遇するメンバー、、、これがアツい。

このインペルダウン編はもちろんルフィ中心だが、この編は、“ボンちゃん”の編と言って良い。

ボンちゃん、、、彼の友情、ルフィを思う心意気、クソかっこいい。
みっともなくても、日和っても、地べたを這いつくばってボロボロになっても決して友を裏切らない彼の男気。
最後の“扉”の件まで、、、もはや、泣ける。

彼無くして、ルフィのインペルダウンでの騒動はここまでできなかった。

その他、バギー、Mr.3、イワちゃん、ジンベエ、クロコダイル、Mr.1。
麦わら一味がいない分、海賊風情からも、革命軍からも、王家七武海からも一筋縄では括れないクセの強い新旧キャラクターが彩る前代未聞の“大監獄へ自ら潜入”と、前人未到の大脱走劇。

これに相対す相手側のキャラも強力。
所長のマゼラン、副所長のハンニャバル。その他レベルごとに現れる看守長。

“毒毒”マゼランはもちろんのこと、個人的にはハンニャバル。
こっちがボンちゃんなら、あっちはハンニャバル。

自分が早く所長になりたいという欲望を一切隠し切れてないその切れ味の良い毒舌。
基本的には自分の責任問題にならないように、所長に責任押し付けられるようにするだけの最低のヤツだが、やる時はやる。

2人とも人格に問題はあれど、そのマゼランとハンニャバルの妙に噛み合う信頼関係みたいなコンビが幾度とルフィ一行の前に立ちはだかる。

絶対的に不利な状況を諦めずに下へ下へ。
普通は上に上がりたくて仕方がないはずの監獄を下へ進み、また上に戻るという信じがたい道中を進み、色んな関係を築いてまた大きく逞しくなるルフィ。

ガンヴァレエィ〜ガンヴァレエィ〜麦ちゅわぁぁん
ガンヴァレエィ〜ガンヴァレエィ〜麦ちゅわぁぁん

ボンちゃん、ありがとう。
そして、ルフィ、海軍本部マリンフォード、いざ。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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