引きこもり高校生のもとに、事故死した小学生時代の幼馴染みの少女・めんまの幽霊があらわれたことで、かつてのなかよしメンバーが再結集。めんまを成仏させてあげるため、彼女の願いを探ろうとする。そのなかで、疎遠になっていた幼馴染みたちが、それぞれ後悔や未練や抱える負い目に直面しつつも、関係性を取り戻していく。
全十一話ながら、満足度の高い泣きアニメ。すごく面白かった。ティーン向け夏休み映画みたいな雰囲気が心地いい。夏の蒸し暑さと、ほどよい田舎の緑と水の匂いが漂ってくる。
アニメのテーマ曲に、一昔前のポップスを使うセンスも当時は新しかったし、ZONEの曲の歌詞の内容がマッチしていた。
ライトな層からの受けもよかったので、わりと多くの人がみているから、僕らの世代は共通言語になり得る。このあたりから、「深夜にやってるアニメはキモオタがみるもの」みたいな偏見がよくも悪くもブレイクスルーされていった記念碑的作品。