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ハチミツとクローバーのhmzのレビュー・感想・評価

ハチミツとクローバー(2005年製作のアニメ)
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原作、高校生のころ大好きで何度も読み直したなー。
と思いながら、アニメ版は観られていなかったのでNetflixで偶然みつけてうれしくて一気見。

ものすごくよかった。
観ながらどんどん色々思い出してきて、懐かしくて笑ってしまった。

当時憧れだった野宮さんもいつのまにか同年代のよう。
彼ら大人組のセリフに、この年齢でこんなこと言える?って大人っぽいなと感じたり、あれ、意外と子供っぽい?って思ったりして、私も知らず知らずのうちに青春スーツを脱ぎながら歳を重ねていたのだなと感じた。

それにしても甘酸っぱい。
特に各キャラごとの恋愛事情に関しては、高校生ながら切なかったけれど、大人になって観てみるとさらに切ない(し、昔は感じなかったはずのくすぐったさや、みんなもっとしっかり!視野を広く持とうよ!みたいなはらはらも感じる)。

出会いと別れを描いていたことなんて、10代の私は気づけなかったけど、永遠に続かない美しい瞬間を切り取っていて、本当に素晴らしい作品。まさにさよならだけが人生だ。
モラトリアムと絵のふわふわした感じでかなり目隠しはされてるけれど、うーん、かなりリアリズム!
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