一体俺は何を見せられたんだ……?
序盤は演劇だったりSFだったりホラーだったり百合だったりと視聴者を混乱させるのジャンルの渋滞ぶりは、見ていくうちに慣れていった。そしていつしかそれは快すらも感じていた。
だけど後半らしくOPが変わって以来この作品は我々を突き放していく。
SFに重点へと置いた本作の内容は劇としてのアリスinと、SFのかをるの2つの物語が進み、舞台などが散らばるため最後まで見てから繋ぎ合わせ再構築しなければ見出してもなお理解が難しい難解な作り。
それに加え、メタ的な演劇が進行していくのは不思議な感触を与えていく。
90年代アニメのような感覚がした、特に序盤のSFホラー色が強かったためそれを大きく与える。
物語は途中はエンタメ的に落とし込んで理解していたつもりだったけど、次の週では裏切られる。ガバい部分もあれど本筋の中にある謎と前述したと取り奇妙な部分がぐちゃぐちゃに混ざり合い悔しいけど毎週目が離せなく、悩まされた。
だけど盛り込み過ぎな上に綺麗にまとまっているとは言い難い本作だけどチャレンジ精神とエンタメとしては評価したい。
ところでゲキドルの”ドル”一部あるといえ本編にあまり関係ないよね…