『ホリミヤ』
放送日 2021年冬アニメ
話数 全13話
原作 HERO、萩原ダイスケ。
シリーズ累計800万部を突破した人気漫画『ホリミヤ』(原作未読)。
2021年に待望のTVアニメ化やそうです。
そして2023年7月、前作では描かれなかった原作の人気エピソードなどをキャスト・スタッフが再集結し、新作アニメの放送が決定なんやそうです。
堀 京子は、美人で成績も良く学校ではクラスの中心的存在。
ある日ネクラなクラスメイトの宮村は、ケガをした堀の弟 創太を家に送り届けたことで堀と距離が縮まり。。。
堀をきっかけに同級生達とも交流を深めていく宮村。
みんなと繋がることで鮮やかに変わっていく日々。
そんな毎日は、青春が詰まった超微炭酸系スクールライフ？！
本来交わるはずのない二人はある日偶然、お互いの秘密を知ってしまうってのが核心にあり、互いのギャップに驚きながらも秘密の共有者になった二人の距離は急速に縮まっていく。
プロットやストーリーは、あまり劇的な話題はなかった。
確かに登場人物の葛藤は見事に描かれているが、それだけ。
それなのに、妙に惹かれて最後まで見た。
典型的なハイスクール・ドラマに終わってんのに。
不思議なアニメでした。
また、サプライズ要素もなければ(お互いの秘密ってのは数あるアニメの中では多少に過ぎない)、ひねりもたいしてない。
驚くことに、このシリーズにはたくさんのキャラが登場するけど、どのキャラもほとんど特別なことはしていない。
そして、面白いはずのシーンが全く面白くなく、『感動』するはずのシーンが死ぬほど退屈させるだけ。
なのに比較的ハマった理由が小生自身もわからないがハマった。
ただ、コメディ部は楽しめました。
今作品は、ほとんどすべてのエピソードでほのぼの系の笑いに満ちてる。
コメディを通して、登場人物たちの力関係をより深く知ることはできたかな。
今回のテーマは、人には表舞台と裏舞台の人格があるという、ドラマツルギーの概念と云える。
あくまでも深く読めばのはなしやけど。
キャラがある決断をしたり、ある発言をしたりするとき、その反応の二面性を示す影を落としてた。
もうひとつのテーマは、過去という悪魔と向き合い、そこから前に進むこと。
宮村の過去や変化を知ることで、このテーマが強く反映はされていた。
ただ、今作品はとにかく短かった。
13話しかなし、もっとドラマやコメディで人間関係を構築してほしかったかな。
この番組では、登場人物の基本を理解するのに十分なドラマしか提供されてはいなかったが、個人的には不思議な魅力に惹かれた。
参考までに、各エピソードを記載しときます。
あらすじは、多少のネタバレに抵触してますので、これよりお読みの際はお気をつけ下さい。
1 page.
ほんの、ささいなきっかけで。
23分。
クラスで人気者の堀京子。
ある日、転んでケガをした彼女の弟が、ピアスだらけの男に連れられ帰宅する。
男の正体は同じクラスの男子・ 宮村伊澄だった。
2page.2
顔は、ひとつだけじゃない。
23分。
宮村が遊びに来るようになってしばらく経つにも関わらず、下の名前を知らないことに気づく堀。 そんな中、彼女は生徒会長の仙石翔から仕事を頼まれる。
3page.3
だから、大丈夫。
23分
3年生に進級し、堀や宮村たちはみんな同じクラスに。
過去の自分を思い出し、にぎやかなメンバーの輪の中にいてもいいのだろうかと、宮村は思い悩む。
4page.4
誰も、誰かが好きなんだ。
23分。
密かに石川透に想いを寄せる河野桜。
彼女は石川が堀に 好意を抱いていることを知る。
クーラーの効いた生徒会 室に集まった一同は、おしゃべりに興じる。
5page.5
それは、言えないこと。
23分？
告白されたものの、どんな顔で宮村と会えばいいか悩む畑は、学校を休んでしまう。
そんな折、弟の創太が知ら ない女子と歩いていた宮村の姿を目撃する。
6 page.6
今年の夏は、あついから。
23分。
堀の家に遊びに来た宮村は、流れでそのまま泊まることに。
翌朝、一緒に家から出てきたところを同級生に目撃された2人は、学校中のウワサの的になる。
7page.7
君がいて、 僕がいて。
23分。
ちょっとしたトラブルで制服が汚れてしまった桜は、石川からジャージを借りることに。
そのジャージを返す際、彼女は勇気を出してプレゼントを手渡す。
8 page.8
偽ることで、見えるもの。
23分。
仙石とレミが付き合うようになる前のこと。
仙石たちが 自分のうわさ話をしているのを立ち聞きしたレミ。
彼に興味を抱いたレミは話しかけてみることに。
9 page.9
難しいけど、無理じゃない。
23分。
髪を切った宮村に声をかけてくる女子たちを見て、すっかり不機嫌な堀。
そんな中、 帰宅中の2人は中学時代の宮村の同級生 谷原マキオと顔を合わせる。
10 page.10
いつか、 雪が溶けるまで。
23分。
石川と付き合っているフリをし続けることに、次第に限界を感じ始める由紀。
レミに相談を持ちかけた由紀は、彼女から自分のズルさを指摘されてしまう。
11 page.11
嫌い嫌いでも、ウラがある。
23分。
いつものメンバーに柳を加え、にぎやかな生徒会室。
なかなか敬語が抜けない柳だが、由紀だけは別らないらしい。
それを聞いた井浦は柳に敬語禁止を言い渡す。
12 page.12
これまでも、そしてこれからも。
23分。
もうすぐクリスマス。
実家がケーキ屋の宮村は手伝いで忙しそうな様子。
一方、石川の家に遊びに来た由紀は、お節介焼きの家政婦矢代と顔を合わせる。
13 page.13
せめて、 この大空を。
23分。
もうすぐ卒業式。
学校に置いてある私物を持ち帰らなければいけない由紀たちは、一苦労することに。
生徒会室では、レミがふと不安な胸のうちを漏らす。
