タイトルで損してるっぽいアニメ。
人との出会いや別れが丁寧に描かれている印象。あと絵がきれいだし、登場人物が基本的に美形なのもいい。やっぱ作り物の世界は美形がよいかと。こんな時代にあえて言うのもどうかと思うけど。内容が大事というのも現実世界では大事な考え方だけど、アンリアルな見世物においては見た目が大事だろ。
お話的には、あえて転生ものにしなくてもいい気がしたけど…。
もしかして転生って転職の暗喩なのかな。
転職は自分の意思でできるけど転生は自分の意思ではどうしようもないという違いは大きい気がするのだけど。まあこのへんはよく分からんわ。けど転職の暗喩なら、前世で得た知識や考え方を今世で活用する理由はよく分かるんだよな。
あとものすごい孤独を描いてて、それがよかった。この孤独は、いい。うまく言えんけど未来に繋がる孤独だなと思った。孤独には心を蝕む孤独と、心を成長させる孤独があるじゃん？
ついでに言うと根底にものすごい絶望感があるので、転生後の世界にあの世のような印象がある。その絶望感と孤独を前提に前向きに生きていくというのが、私にとっては人生だなあって気がして、良いなと思った。
つーか原作者のペンネーム、わりと好き。
本作を見るきっかけになった。
