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アイカツ!のdendohのレビュー・感想・評価

アイカツ!(2012年製作のアニメ)
3.8
プリティーシリーズファンとして、いつか履修しないと行けないと思い、ついに1stシーズンを視聴。

CGについて:
ライブCGは途中で改善されたけども、それでも発展途上。オーラが際立つユカリ様の最初のライブ演出など、各所で目を見張る物はあった。確かにプリティーシリーズと比べるとしょぼく見えるけど、キャラ配置やライブ中演出等にバリエーションが有るのは良いと思った。これはライブ自体をそこまでバリバリに作り込んでないからこそできる事なんだろうと思う。

歌について:
歌唱担当と演技担当が別。それぞれ声質が違う印象があってどうしても気になる…。あとアイドルアニメによくある歌詞を考えるエピソードとかも殆ど無いんだよね。『歌詞を魂の叫びにしろ』というセリフ自体は至言だと思うけど、一方で基本的に「歌は与えられるもの」というスタンスだからこそこういうセリフが生まれるのも事実。あと楽曲の多くが強制わいせつの罪を犯した田中秀和ソングなので、心から楽曲に入れ込めないという問題もある。

脚本・演出:
スポ根。
キャラが多いが、活かせてないキャラも居てあまりうまくないと感じた。かえでなんかキャラがめちゃくちゃ濃いのに、しおんの方が印象は強いもの・・・。
全体のドラマ性はプリティーシリーズの方が上かな。水島精二のインタビューによると、ドロドロした人間ドラマをやろうと考えてた時期もあったけどやめたらしい。ちょっと観たかったな..

その他:
主人公達が忙しくアイカツに励むなか、あまり学業に関する描写が無いのが気になる。中学生に仕事させ過ぎでは???
予定共有してないのはプリリズの阿世知社長もやってたけど、まあドラマの都合なんだろうな。
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