このレビューはネタバレを含みます
洗練された演出とOP、EDに彩られながらも漫画の素朴な雰囲気も損なわず、ネット連載を読んでいた時には想像もしなかった素敵なアニメになってました。
goriemon名義の時(2017年？)のマンガハックの連載が話題になっていてその時一気読みしました。
朴訥で、どこか懐かしさも感じる雰囲気が魅力的でした。途中で見れなくなって(？)フェードアウトしてしまったのでアニメの途中までしか話は知らず。
予想外の展開もありストーリーでも楽しめました。
ダイダの成長ぶりには目を見張るものがあり、彼こそ王の風格があると感じたのでボッジに譲った時は違和感を抱きました。
なので最終的にボッジがダイダに王位を譲る展開、良かったです！
最後までカゲとボッジの友情が尊いものであり続けてくれて胸が熱くなります。
ストーリーや登場人物一人一人の個性も面白いのですが、アニメになって圧倒されたのは見せ方の工夫です。魚眼レンズ風の構図で雰囲気を出したり、シンプルな登場人物の絵だからこそ激しい動きと躍動感が効果的に見えたり。
またOP、EDは1期2期共に話題の人が登用されていて力の入れようがすごいなと。
1期のKing Gnuが好きだったので2期のVaundyは当初すぐに受け入れられなかったのですが徐々にミランジョの話が明らかになるにつれ歌詞の意味の深さに気づき起用の意味を思い知りました。
製作陣が原作をリスペクトして、アニメにすることでどう表現し伝えるかを考え尽くした傑作だと思いました。
