雨宮はな

エデンの雨宮はなのレビュー・感想・評価

エデン(2021年製作のアニメ)
1.0
オンライン試写会で鑑賞。見切り発車感がすごかった。
ペラペラに薄っぺらくて、あれこれ詰め込みたかったんだろうけど、どれもこれもぼんやりしている。
着地点がないので、何が軸だったのかもわからない。
感動するわけないし、泣けるポイントも全くない。
山寺宏一さん、氷上恭子さん、伊藤健太郎さん、甲斐田裕子さんの無駄遣い。

脚本家がちゃんといるのか疑問に思うレベルだった。
シナリオはAIが書いたのであれば凄いけど、人間が書いたのであればかなりお粗末。
物語展開があからさま過ぎて、主人公の愚鈍さにげんなりする。
途中、無駄な戦闘シーンとロボットアクションシーンがあった。本当に無駄だった。

「自然がいっぱいの世界」「人間は暴力的なばかりではない」というのをラストシーンで全力でぶち壊してくる。
捨て身のギャグ?
>ロボットについた芋虫を「有害有機物質を確認。排除!」と言いながら、指で弾く

CGは滑らかさの意識ばかりで、まるで10年前の素人によるMMDと同じだった。重心が感じられないふわふわした動きが人間らしさも機会らしさも感じさせない。

主人公の口と声がよくズレる。
主人公のキャラクターは日本人が考えたとは思えないものだった。アメリカ人が考えたキャラクターっぽい。独特な雄叫びもサムかった。

イベントも鑑賞したけど、主人公の声優が「いくら愛をかけられてても実の親を恋しがると思う」旨のコメントしたのには驚いた。作品を根底から覆すアウトなコメントだと思う。
「主人公はアップが多いことも気にしてなかった」とも言っていたけど、何も考えずになんの演技ができるのか甚だ疑問。
「父母の役割について」質問された時に、「当初は特に意識していなかった」というコメントにも驚いた。
監督が考えていない、作りこんでいない世界に入り込むことも感情が動くことも無い。
雨宮はな

雨宮はな