約450年前、ポルトガル船に乗って下僕として日本にきたヤスケは、我が故郷の港に降り立ったはず。昔から、彼の数奇な運命はきっと映画になると思っていた。
その後、織田信長に取り立てられ、本能寺の変では信長の首を抱えて落ち延びたとされてるヤスケを主人公に、MAPPA制作、Flying LotusがサントラのNetflixオリジナルアニメを作るときいて、かなり期待してましたよ、ええ。
たしかに黒人の日本アニメやサムライ好きにはヤスケって存在は驚愕だろう。そしてヨーロッパでは奴隷制度が当たり前で、日本ふくめ殆どの国が階級社会であった当時、極東の島国に人種、性別、同性愛への偏見も越え、実力主義を謳った戦国大名がいたって事も、ね。
しかし、作品としてどうだったかといえば、いろいろ予想外であり、予想以上にがっかり😢
6話を一気見したけど1話目から、”なんじゃこりゃ?!”って言いつつ何度か挫折しかけた。
サムライ、ハラキリ、浪人、忍者、陰陽師など、外国人のエスニシティとステレオタイプをごちゃ混ぜにした上でさらにミュータントや獣人、ロボット、ブードゥーまで突っ込む節操のなさ、違和感だらけの脚本と、背景不明でブレブレのキャラたち。
だけど、これでヤスケに注目が集まって、ちゃんと実写版の映画化案(チャドウィック・ボーズマン主演の予定と報じられてた)が復活してくれることを切に願うしかない😎
ちなみに、海外での評価は、それほど悪くないみたいだし、Flying Lotusのサントラはそれなりに期待通りでした。