テンポ良く進めてますね。
ただテンポ良過ぎて主人公である御神苗優の味が出てくるのは第3話くらいになってから。
キャラクターデザインは原作では絶妙に可愛くない女性キャラが全て今風に可愛くしてあるし、武装具などもきちんとアップデートしてあっておそらくはミリタリー好きも納得の「現代版スプリガン」らしさを担保していると感じる。
アクションシーンも同じ皆川著であるARMS TVアニメ版の悪夢を払拭するかの如くきちんと動かしてくれてるし、良くも悪くもスプリガンの醍醐味であるゴア描写もしっかり表現していてその辺は文句無し。
声優も割りと良かった。特に暁役の細谷さんはハマり役。ジャンも子安さんのイメージに近からず遠からずな演技を阿座上さんがしていてジャンのイメージとしては無理がなかったので安心。て言うか子安さんをまさかそっちで起用するとは…神の所業…
しかし音楽の使い方はださかっこ良いところからぎりださい寄りな気がする。
シリアスなシーンで管楽器っぽいペポペポ言う音が流れるとなんだか少し辟易する。
まあ、けど、劇場版は硬過ぎで暗い雰囲気だったけどこちらは全体通して原作のコミカルな感じもうまく表現できていてスプリガンへの強い愛を感じられる。御神苗と暁のばかなやり取りやボーに朧が画面で見られるなんて夢にも思わなかった。
傑作です！！！
