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マクロスFRONTIERのcamusonのレビュー・感想・評価

マクロスFRONTIER(2008年製作のアニメ)
4.7
第1話を見て、まず、縦横無尽のCGに度肝抜かれました。
また、作品としてのスケールの大きさをひしと感じました。
映像、音楽、脚本、キャラクター、等々すべてにおいて、
売れる作品を目指して、逃げずに真正面から創っているのが伝わってきます。

前半、第12話あたりまでは、学園ものとしての日常と、
戦闘ものとしての非日常がバランス良く混ざり合って、
とてもワクワクさせられます。

高校生くらいの主人公の三角関係が一つのテーマなので、
見てて恥ずかしくなることもあるのですが、
そんなときは、一人でキャーキャー言いながら、
布団を被って、その影から、「チラ見」したりすればいいと思います。

折り返しの第13話から、年齢が17歳くらいの人が暗躍し始めると
キャーキャー言ってる場合ではなくなってきて、
全体的に暗い感じになり、鬱屈した気分になってきます。

残り話数が少なくなるにつれて、尺が足りるのかと心配になってきますが、
怒濤の密度で爽快にエンディングを迎えます。
あまりに怒濤過ぎて声を出して笑ってしまったほどです。

劇場版の製作が決まっているということで、
中途半端な終わり方なんだろうなと思っていたのですが、
きれいな終わり方で逆に驚きました。

こうなると劇場版をどうするかが難しいところですね。
キャラクターの新たな一面がわかるような新規エピソードを軸に、
歌あり戦闘あり恋あり涙ありで、
かつ、SMSオーナーの謎も解明するような感じになるのでしょうか。
楽しみです。
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