世界を壊し世界をつくる

カイバの世界を壊し世界をつくるのレビュー・感想・評価

カイバ(2008年製作のアニメ)
4.6
記憶がテーマの作品
記憶というのは過去の産物でしかない。
それぞれが一時の感情で動き大事なものは失ってようやく気づく。儚さや温かい想い、後悔などを伴って
文字に起こしてみると陳腐に思えるけれど、湯浅監督の独特な世界観と多くを語らず、描写の少なさからくる難解なストーリーは今の時代でもとても前衛的で観るものを全て圧倒する。
正直1回の視聴だけじゃこの物語の半分も理解できない。
ただ、好奇心を掻き立てられるほど異質で特別な面白さがある作品。
多分何度も見返さないと理解できない
記憶を有形化しているのが面白い。
一途な恋の記憶をよく描いていますが、どれもいい話で儚さが二人の記憶を包んでいる。
3話4話7話12話が狂わしい程好き
バニラの恋の記憶は自分がしかと見届けました😭😭😭