狩野義弘

超時空要塞マクロスの狩野義弘のレビュー・感想・評価

超時空要塞マクロス(1982年製作のアニメ)
3.5
アニメファンがアニメを作った最初の成功作品!
ご存知の通りクォリティの乱高下が凄まじいがそれでも作品を最後まで作ったというのは何物にも代え難い実績。
(ほとんど)ファンの段階の学生メインスタッフ陣に活躍の場を作り、この流れをプロデュースした当時のプロ(大人)達は肝が据わっていたのだろうと思う。(そこまで計算とかしていなかったとも思えますが汗)
多くの才能が開花してその後のアニメ隆盛に繋がり、理想形は後の劇場版で実現しているので、結果その習作としての意義も大きい。
可変戦闘機、現実とアニメのアイドル同時展開、歌とバトルシーンのハーモニーなどなど、アイデアに溢れた発明と言っても良いレベルの要素を、欲張りに盛り込んで(結果まとまりは悪いが)やってやろうという時代性も相まった勢いに心躍ります。