このレビューはネタバレを含みます
6話のボス対決がめちゃめちゃカッコよかった。
それまではみんなどんよりした天気の中で闘っていたのが、天気が晴れて一気に攻守逆転！！という上向きなムードでもなさそうなのがいい。
快晴は快晴なんだけど、根っこの部分での不穏さが消えてないというか。むしろ晴れてしまったことで、曇天の中に紛れていた不穏さがゴトンと姿を表したというか。
それが世界を終わらしかねない山じいの卍解への演出として100点満点だった。
あと、侵攻の際、隊長達が卍解を奪われるシーンでは、滅却師達のブルートが硬すぎて始解じゃ攻撃が通らないという描写が追加され、隊長達の「バカな奴ら」感が払拭されていた。かなり良かった。
しかし、10話の剣八対決は期待していた程じゃなかった。特に皆尽。背景が（=空間の中での位置関係が）しっかり描かれることで、卯ノ花隊長の脅威が説明可能なものになっちゃってる感じがした。
全体を通して、
1.演出を強化し
2.要らない部分はザックリ切り、必要な描写は足し
3.構成もスムーズに組み替えた
良いアニメ化だった。あとやっぱ劇伴が良い。
リルトットって一次侵攻のときにはまだ出てきてなかったのか。7月の第2クールが楽しみ。
