たも

続・終物語のたものネタバレレビュー・内容・結末

続・終物語(2019年製作のアニメ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

 うーーーーーーん、評価が難しい。あんなに綺麗な大トリで幕を降ろしたのに、アンコールで完成度が高くはないネタを持ってくることに美しさを感じなかった。
 1番最初に抱いた感想は初代ハガレンのアニメみたいな雰囲気のある話だなぁ、ってこと。次点に、本編にはまるっきり関係ないなら見てる意味はどこにあるんだろう。アニメオリジナルのサイドストーリーを見ているようだ、って気持ちにさせられたところ。つまらなくはないんだけど、あんなに糸が絡まった世界観だと見ているこっちの集中力が持たないって感じた。必死に食らいついて見てたけど結果から言えば本編にはかなり関係してる。

 阿良々木暦がやり残したと感じた感情をトリガーに、自分の身の回りに裏世界を世界ごと引き込んでパラレルワールドに転生したってことらしい。つまり裏世界のキャラクターは鏡合わせの裏側とは言わずとも表側の影響を多大に受けて形成されている。
 おいくら育ちは可愛かったけどあからさまに狙ってる感じが好かなかった。元がそんなに好きじゃないのが大きいかもだけど。忍の脇役感の強さも満足いかないし、駿河はレイニーデビルに成りきってる。エロくなくて、はしたなくない、阿良々木先輩の裸体に照れるような駿河も少しで良いから見たかった。駿河のお母さんだけはいずこさんが封印したみたいなよくわからないことを扇が言ってたから本体の幽霊みたいな感じだったのかも。ここだけはテンションが少し上がった。
 羽川翼は幼女の姿でブラック羽川になって泥酔してるのが食らった。もちろんルックスとか属性的に良いのは良いんだけど、それよりも1人だけ闇を抱えすぎだし裏の人格にあんな風に自暴自棄を溜め込んでると思うといたたまれなかった。羽川翼は可哀想なほど輝くけどあまりにも可哀想すぎて可愛すぎた。
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