漫画版デビルマンレディーは未読だけどそこそこ面白かった。
90年代後半は混沌に包まれていた時代だと思う。大きな事件があったのもあるだろうけどそれに拍車をかけたのはず1000年代の終わりの影が近づき世紀末が寸前であるという事。
そんな陰鬱さと世紀末の空気を70年代にカタルシスを描いたデビルマンが吸収し、最誕したのが本作の『デビルマンレディー』だと思う。
デビルマンレディーとなった不動ジュンがデビルビーストと戦うが、陰鬱な物語が内向的な彼女にのしかかる。特に本作のラストはデビルマンとは異なったオチの付け方をしたが、不動ジュンの物語として見れば哀しい作品だった。
だけど本作は陰鬱な点が上げがちだが、『戦え!!イクサー1』等を手掛けた平野監督らしく、エンタメ性もよい。
ギガイフェクトこと巨大戦などといった要素も魅力的で、見ていて楽しいし。
あと百合!!!!!!!!!!私はジュンかず派です