もこもも

異国迷路のクロワーゼ The Animationのもこもものレビュー・感想・評価

3.9
19世紀末のパリを舞台に日本から単身で渡仏した少女・湯音の交流と成長を描いた作品

音楽から感じる温かみと癒し
建物1つ橋1つから感じる西洋の美しさ
爽快でおしゃれで癒されるOPも
優しくて胸に沁みるEDも素敵で
作品全体から安らぎを貰い、愛おしさを抱く
サトジュンが制作に携わっていて関係するのか
分からんけど作品の雰囲気にARIAっぽさを感じた

作品から漂う雰囲気が好き
まったりほっこりして心地よい
くすりと笑えるシーンもあるし、
胸が温かくなるシーンもあるし、
可愛さに癒されるシーンもあるし、
胸を締め付けられるシーンもあって、
素晴らしいBGMが各シーンを引き立ててた
8話の特殊EDもめっちゃいい

湯音の人間性や成長が愛おしい
純粋で人のことを思いやれる優しさがあって、
でも決めたことは曲げない芯の強さもあって、
ただ可愛だけじゃないとっても素敵な女の子
周りの人に受け入れられていく様子にほっこり

クロードも変に媚びず、子供過ぎず
自分の言葉や行動に責任を持ってて
湯音のことを大切に思いやる素敵な青年
最初の着物の約束のシーンが大好き
ただのわがままお嬢様やと思ったアリスも
日本のことが大好きな優しくて強くて
元気一杯なお嬢様やってことが分かって
湯音の友達になってくれたことが嬉しかった
いつも落ち着いていて優しくて大人で
柔軟な考えを持つオスカーももちろん大好き
湯音のお姉さんの悲しい話の後に
湯音の心を軽くする言葉という名の
魔法をかけるシーンが素敵
ラストのセリフもオスカーさん!ってなった

「湯音はいるだけで
 こんなにみんなを
 安心させてるじゃないか」

日本とは違うパリの常識
そんな中での湯音とクロードの葛藤
パリの常識をただただ受け入れるんじゃなくて
その常識を理解しようとする姿が素敵
盗人の少年を追って迷子になった時の
見知らぬ土地で知り合いがいない中の
あの不安と恐怖は恐ろしいよね

「遠慮なんかするな
 迷惑だって掛けていいんだ
 俺たちこの広いパリで
 たった3人の身内なんだから」

このシーンめっちゃ好き
熱で倒れても湯音の為になんでもするぐらい
大切に想っている人がいることが嬉しかった
少年からもらったお花で涙を流すシーンが感動
その後のクロードからのほっぺにキスも素敵

「お前が無事にここにいるだけで
 俺の手はでかいものを掴んでると思うだろ」

OP : 羊毛とおはな『世界は踊るよ、君と。』
ED : 東山奈央『ここからはじまる物語』
アンヌ『遠く君へ』
A.m.u『Tomorrow's Smile』
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