ゴールデンカムイ 第4期の5の情報・感想・評価

エピソード05
第四十一話 シネマトグラフ
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あらすじ
鶴見中尉が大泊まで来るとの知らせを受け、豊原で待機することになった杉元一行。山でクズリを獲ると意気込むアシㇼパは、その前にお祈りをすると言い出す。“新しいアイヌの女”でありながら儀式を大切にする姿を不思議に思う杉元に対し、自分なりの考えを述べるアシㇼパだが、どうすればアイヌの文化を残せるのか答えを見出せずにいた。そんな二人の前に活動写真を撮影中という男たちが現れた矢先、樹上からクズリが襲いかかるッ! クズリは杉元とアシㇼパに倒された。その後、興行主の稲葉からシネマトグラフについて聞かされたアシㇼパは、アイヌの昔話を動きで伝えることを思いつく。稲葉たちを強引に説き伏せた一行はアシㇼパを監督に撮影を行い、芝居小屋を借りて上映会を実施。映像の最後には稲葉たちが撮影した昔の活動写真が足されており、そこに記録されていた父と母の姿にアシㇼパは目を奪われるが、映写機の出火によりフィルムは焼失してしまった。 その日の夜。活動写真で残すよりも自分たちで大切にする気持ちが大事だと気づいたアシㇼパは、守るためには戦う必要があるのかと自問。杉元はこれに異を唱え、アシㇼパに金塊争奪戦から下りてほしいと語るのだった。
コメント36件
パニエさん

パニエさん

╲地上波でよく放送できたな/
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shiho

shiho

原作既読ながら無料期間に一気読みしただけで大まかな流れしか覚えていないので、遊び回かと思っていたら凄く大事なラストに繋がり胸を掴まれた。 杉元の言うウィルク・キロランテがアシㇼパに託した"意思"は、可愛い我が子に地獄を進めと言う"呪い"なのではないかという言葉は、戦場を経験してダークサイドに半分堕ちているから立場だからこそ説得力があり、BGMも良くて凄く良かった。 金塊を奪い合う大人の男達の色々な思惑がアシㇼパにかかってしまう、物語の象徴的な存在でありながら(半狂人に囲まれているので)まだ若い民族の女の子には苦しい立場だなと思うが、その悩む姿さえも真っ直ぐで心が洗われる。積雪の上に降り注ぐ日光のように眩しく清いものに感じる。 そんなアシㇼパの美しさを、自分の心の拠り所にして守りたいというのは杉元のエゴでもあるんだけど、間違いなく愛情でもあると思う。この二人の絶妙な危うさがクセになり応援したくなりますね。 …と前半のひっどい下ネタで呆れ笑いしていたとは思えない真面目な感想を書いてしまった。いいアニメだなぁ〜!!
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ウシュアイア

ウシュアイア

2つのパナンペとペナンぺの伝承は実在するらしい。知られざるアイヌの下ネタの伝承が、こうした形で陽の目を見ることになったという点で、改めてゴールデンカムイの価値を実感した。 失われつつある文化や伝承を残したいというアシリパの想いは普遍的。伝統文化と時代の変化をどう折り合いをつけるかはいつの時代も課題である。 下ネタギャグを交えつつもメッセージ性は普遍的。
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へんてこさん

へんてこさん

みんなが 金カムが好きだ! って思う回
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のんこ

のんこ

8割ギャグ、しかもお下品でにやにやしてたのに、急にシリアス! この緩急具合が、ほんとうに秀逸…
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平田一

平田一

このコメントはネタバレを含みます

当時のフィルムは可燃性で、しかもニトロで出来ていたから、確か免許を取らないとならない仕事だったなぁ(タラちゃんの映画で知った)。 豊原で休むことになった杉元一行は…オープニングの谷垣たちの動きはシネマトグラフか。 パナンペ・ペナンプ物語が殆ど下ネタだったこと、何だかんだでヴァシリも旅をメチャクチャ満喫をしているし、コミカル回だと思っていたら、終盤でギアチェンジ。 理想のための大量殺人…杉元が絶対に容認できない蛮行に、アシリ(パ)はどう考えて、結論を出すんだろ?
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