大人気作という評判通り、なかなか面白かった。
未読の原作は、2007年に「もっとも売れている少女マンガ」としてギネスブックに認定されているほど。ただ、男性としては、主人公の少女の言動、感性とはさすがに多少波長の合わない部分もあったりはして、誰目線で観れば良いのか少し悩ましくはあった。
Wikipediaでは「ロー・ファンタジー」というジャンルが当てられていて「現実世界を主な舞台とする話、魔術や超自然的な要素が相対的に少ないファンタジー文学を指すのに使われることが多い。」とある。
主人公の少女と動物憑きの奇妙な体質を持つ面々との交流を中心に描かれている。「ロー・ファンタジー」のほかに「ラブコメ、ハートフルコメディ、ヒューマンドラマ」というジャンルも当てられていて、なるほどその通りに思える。
毎回そうそう劇的な事件は起きず、十二支それぞれの動物憑きという宿命を持つ登場人物たちの出自や悩みが徐々に明かされ、解きほぐされていく様子が描かれていて、ほっこり癒される系。みなスマホを持ち、居間には大型の薄型テレビが鎮座しているけれど、なんだか、まるで昭和のホームドラマ感が強い。
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