とっくにピークは過ぎているが今さらながら鑑賞。
ネーミングからシンプルにしてとにかく力強いイメージ。
原作はチェック済でただの王道バトルものじゃなく、癖が強くどちらかというと少年誌の中でも異彩を放つ作品だと思う。
異彩を放っていると思う1つの要素として
主人公が別に崇高な理念を掲げて物語が進む訳でもなく、むしろ不純な理由が原動力になっていること。
第1シーズンは特にそうで。
大人の女性に弄ばれたい...
という妄想を男なら一度はしたことがあると思うが、主人公同様、思春期の男性の下心を体現した理想的なシチュエーションの数々。
傍からみるとくだらない理由だけど葛藤しながら大人の階段を駆け上がっていく主人公の姿にどこか共感できる...といったおそらく原作を読んでいる年代層に刺さっているだけにその心理を巧みについて描かれている作風であった。
そして、一昔前の王道バトルものでは考えられないような決して報われずハッピーエンドなどない展開が最近の少年誌などの傾向にあるように感じて多様化が進む現代においてそのような結末も１つ若者に受けが良いようにも思う。
※12/9(完)
