<再鑑>
[1〜11話までの感想]
最後を知ってるだけに、どんなハッピーなシーンも物悲しく見える。
パトラッシュを虐待する金物屋のバカ、村の地主的なコゼツ家、コゼツ家に媚びへつらうハンスとその息子、そのすべての関わりがネロを死へと導く、、
第11話、コゼツの旦那の言いなりになるしかないアホな妻が育てているチューリップの花畑が、ハンスのクソ息子が飼っているバカ犬に荒らされる。
ハンスを何も考えず犯人はパトラッシュだと決めつけ、ネロに難癖をつける。
結局はハンスのクソ息子が飼っているバカ犬が犯人だということが分かるが、腐れハンスは、ネロに謝罪するでもなく、コゼツ家に真実を説明するでもなく、軽くクソ息子を叱るような描写で物語が終わる、、
アニメ序盤の11話の時点で既に、このクソみたいな村の住人のせいで、ネロに何かしらの災いが起きるであろう、ということを予見させるような、ある意味象徴的な鬱回だなぁと思った。
[総評]
途中何話か見逃したけど、結局最終話まで救い無し。
特に最終話の「すべてが遅すぎる」感が半端ない。
ネロは何故、ミシェルおじさんを頼ろうとしなかったのか。
実はおじさんのことが嫌いだったのか。
アロアにさえ関わらなければこんなことにはならなかったのか。
どちらにしろ、コゼツとハンスが物凄い拷問にかけられて、苦しみながら絶命する、くらいのことにならないと、いろんなことが収まらない。