なかずかい

SSSS.GRIDMANのなかずかいのレビュー・感想・評価

SSSS.GRIDMAN(2018年製作のアニメ)
3.9
放送始まった当時、一応見始めたのだけれど、既視感ある原典の小ネタが分からんとなり(スペシャルドッグ回の「武士は食わねど高笑い」とかそんなちゃんと覚えてないやつに引っかかってしまった)、やっぱり原典『電光超人』を全部見返してから見ようとか言ってたらいつの間にか後続作品が生まれ劇場作品にもなっていたという衝撃。グリッドマンがうちの世代の非円谷オタクにもこんなに名が知れてるの、10年前じゃ考えられないよ。

そういう訳で改めて原典『電光超人グリッドマン』を視聴したので今視聴。
原典の小ネタが盛り沢山でコンピューターワールドの設定を交えたストーリー展開とか、原典好きなファンからすると楽しかった。でもこれ原典知らん人間にもなんでウケてるの?いいことだけど。
ただ、車の吹っ飛び方とかビルの倒れ方とかが特撮意識している割にグリッドマンの戦闘シーンがアニメ的でロボの合体シーンとかむしろロボットアニメ的だったりでかなりもやもやする。原典のグリッドマンがあまり巨大感強調していなかった(そもそも地面揺らした巨大感演出自体97年の『ウルトラマンダイナ』の頃からだからそりゃそうではある)のにやたらズシズシ動くグリッドマン、それでいて軽やかにビルの上に立ったりするのもなんかアンバランス。
あと各アシストウェポンとの合体形態があんまり好きじゃない。マックスグリッドマンとかグリッドマンの肩どういう動きしてるんだ。もうちょっと原典のアシストウェポンに寄せてもらえんか。

まあなんやかんや言っても最終回の原典版のグリッドマン登場の件はかなり熱かった。

新条あかねの怪獣人形並んだ部屋はぶっちゃけ憧れ。グレートパワード怪獣にスペースビースト、当時最新のニュージェネ怪獣までなんでもござれの素敵空間。
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