このレビューはネタバレを含みます
TRRIGERらしさ全開の豪快でダイナミックな特撮原作アニメ作品。裕太たちが生きる"日常"をとても丁寧に描くことで、その中に溶け込む怪獣という"非日常"がこれ以上ない程に際立っている。特に、BGMがほとんど使われていないことも大きな特徴。中学校の頃に歌ったような合唱曲が多用されていることで、この作品にグッとのめり込むことができる。最終回のラストバトルと、六花とアカネの別れのシーンの、真逆と言っていいほどのギャップが丁度良いバランスとして成り立っていて最高だった。ED映像の現実の風景にキャラクターたちを重ねるというエモーショナルな感じもたまらなく好き。