わからない部分もあるけど、わかりやすい壊れた表現もあって思った以上に世界に入れてしまう。ますます今敏の才能が怖くなってしまう。
鬱々とした気分になるかと思っていたけど、面白くて楽しい気分になったのは、歳を取って圧倒的敗北に諦めがついたからかと思うとなんだか寂しい。こんな感じで、自分を見つめることができる作品のひとつ。
「かっこ良いアニメのOPはどれか」だと一番にこれを思い出す。他にもかっこ良いものはいくつもあるけど、いつまでもずっと私の心の中にいてこれもまた怖い。
今敏が生きていてくれたらなぁとまた思った。何度も見ているし、これからも見る。