何度も観ているけど、最近はめっきり観るのが辛くなってしまった作品。
観るとウッとなるような人間の汚い部分をそのまま煮出したような話なのに、画面が素晴らしいもんだから、芸術としては観たいけど、最後まで観ると心が辛くなってしまう。
動画配信サービスでクリックしては途中退散をよくするのだが、自分でもびっくりするくらい久しぶりに人生辛くて、この気持ちをどうにかしたくて観てしまった。
同監督パーフェクトブルー(鬱)からの今作品(鬱)を一気に視聴。
まるで落ち込んだ時に聴きたくなって聴いた曲が歌詞を通して言いたいことを言ってくれるように、あんなに観るのが辛いシーンが今回はじっくり観られた。
こんな気持ち誰もわかってくれないだろうと思っていたのに、自分よりも気持ち悪いくらい画面でこの気持ちを表現されるなんて。出来るなんて。
あっけに取られて「出来る」ことまで証明されて励まされた。
鬱アニメや鬱映画、漫画…
元気な時はご無沙汰だけど、こういう時は薬になってくれる気がする。