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魔道祖師 前塵編のめるのレビュー・感想・評価

魔道祖師 前塵編(2018年製作のアニメ)
3.5
陳情令を完走したので、原作の魔道祖師を読むのと同時並行でアニメも観ることに。
(陳情令は好きが抑えられなくて2周目中)


原作や陳情令と話の構成や物語の流れが全然違う。とにかく展開が早い。
なるほど、確かにこれは"忙しい人のための魔道祖師"だわ。でも、どう考えても初見で理解するには難しすぎるから原作か陳情令から入ったほうがいいと思う。

この世界観が好き。
陳情令に出会うより前に幻想的な蔵書閣の絵に惹かれたのが「観たい!」と思ったきっかけ。実際に本編を観ても期待を裏切らない美しさだった。
演出にも背景美術を上手く活かしていたと思う。特に、江氏が温氏と夜空に炎が燃え盛る蓮花塢で闘う場面。ドラマ以上に残酷さが増してる。

魔法描写もアニメーションならではを存分に感じられて良かった。画面全体を使った全身アクションやきらびやかな魔法がすごく映えるよね〜。
唯一、画面を横切って歩くときの動きが下手なのが残念だったな…

陳情令に愛着があってアニメのキャラビジュアルには慣れてないけど、江澄だけはあのしかめっ面がまさに江澄でしっくりきた(笑)江厭離もこれはこれで可愛い。
温情の性格がドラマと全然違うのはびっくりした。女江澄ってかんじ。

魏無羨が闇落ちして目が赤く光っているの最高すぎん??
陳情令を超える闇落ち描写にすっかり興奮!正直あのハイテンションな声に着いていけなかったから闇落ちしてちょうど良い塩梅になったと思う(笑)

藍湛が闘っていて琴で爪を痛めた描写はドラマにないけど上手いな〜と思いました。その痛々しさからどれだけ捨て身で闘っているのか分かったし、魏嬰を思う気持ちが全面に表れていて良かった。

「そこで16年後!?」ってなったので早く続きを観たい。
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