ふたりはで始まり、5で基礎を作ったシリーズが、おそらくフレッシュを経ての今作でその地位を確固たるものにしたのだろうなと言うのがひしひしと伝わった。シリーズ最高傑作とか言われるのもまあ分かる。
印象的だったのが、つぼみたち以前のプリキュアの存在があるという設定で、プリキュア7作目にして「何故プリキュアというのは初代から"ふたり以上"なのか」という、オールスターズFでも描かれた命題が明示されるような、シリーズの世界線の中でのプリキュアの歴史というのが描かれてたところ。プリキュアシリーズのストーリーテリングのあり方は結構この作品でより固まったんじゃないかなと思いました。
砂漠の使徒との最終決戦は特に激アツだったけど、そこまでぶっ刺さらなかったかな〜。もしかしたらGoプリンセス辺り以降の作風が自分は好きなのかもしれない…
サンシャイン推し。変身したら一人称が僕から私になるのは、やめてくれ、その術は俺に効く。
あとはやはりムーンライト。この作品のダークな面を担っていたかもしれないけど、それにしても彼女の存在はデカい。「私たちは憎しみではなく愛で戦いましょう」という48話のセリフは胸に刻んで生きていきたいものです。