周りに薦められても頑なに試聴を拒否してきたアニメ『鬼滅の刃』を遂にアニマックスで一気見してしまったが、ＣＧ表現やゴア描写について地上波アニメにしては頑張ってると思った他にこれと言った感想が思い浮かばんな。まず立志編から炭治郎の額の傷とか無惨の名前を呼んじゃダメ感なんかは和製の『ハリポタ』やんけと思ったし、無限列車編は『インセプション』っぽいし遊廓編は『吉原炎上』に倣ってポリコレ炎上しちゃったって印象やね。状況や心情をセリフやモノローグで全て説明してまう辺り『進撃の巨人』やらの難解さとは対照的にも映ったし、ご都合主義めいた展開も多くて「アホでも解る」って構造はデジタルネイティブな時代の一つの評価軸なのかも。まあ良くも悪くも通例のジャンプ漫画なのでコロナ禍が無ければ正直ここまで当たったか微妙としか言えんけど、『ドラゴンボール』や『ワンピース』みたいにダラダラと引き伸ばさず潔く幕を引いた所とかは良い気っ風よね。
