劇場版があれだけ完成度の高い作品だったのに何故に制約の多いテレビシリーズにしなければならなかったのか（フジテレビの事情なのだろう）。辻褄を合わせるため炭治郎が首に刀を入れて目醒める場面がCMタイミングやら次回フリに使われ、都合3回くらいに分割されてしまっていたのは興醒めとしか言えない(その代わりというのか、無意識領域に踏み込んだ人が助けられるカットが追加されていたが、不要だったと思う)
1話は炎柱が無限列車に乗り込むまでを描いた新エピソードで、なぜ彼が大量の焼き肉弁当をうまいうまいと食べていたのかその理由を解き明かしてはいたがここも蛇足(焼肉が苦手な鬼が登場)。テレビ版だからなのかNetflixで観ているからなのか、劇場よりもBlu-rayよりも音質が悪かったのも残念だった。
良かったところを強いてあげるならばOPだろうか。バンクからの既存カット活用で効率化(手抜き)は見られるものの、猗窩座との衝突の後に柱が集まってるカットが一瞬挟まれているあたりの編集は良かったし、タイトルカットが続く遊郭篇とも揃いのフォーマット化していて、さらにその先その先への期待が膨らむ。
