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鬼滅の刃 刀鍛冶の里編のbluebeanのレビュー・感想・評価

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編(2023年製作のアニメ)
3.5
炭治郎、無一郎、甘露寺たちがそれぞれ並行して戦いを繰り広げ、合流したり別れたりしながら目まぐるしく展開する流れが楽しかったです。欲を言えば、最後に集結して戦う絵が見たかったです。

個人的に好きなのは玉壺です。芸術家として美の追求が最優先で、そのためには人間の犠牲を何とも思わない。ある意味で『風立ちぬ』の二郎のよう。自分を越える集中力で創作に取り組む鋼鐵塚さんに本気で嫉妬するところとか、なんか憎めません。

ラストで炭治郎が究極の選択を迫られますが、結局は選択をしない上にご都合主義的に全て解決したのが若干興醒めでした。万人受けする展開ではあるのかもしれませんが。

原作未読で、鬼が太陽の元で生きられないってことが何の暗喩なのか考えながら観てたのですが自分の中で答えは出ず。そこに鍵があのかどうか、次回作が楽しみです。
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