作画が凄いこと含め全体的に悪くなさそうな感じはある。けど、矛盾するようだけれど、全体的に野暮ったい。
「うん、いや、もうそれ分かってるから」っていうシーンをやけにもったいつけたかと思えば「あっ!やばい!」とか「えどうなるの?」みたいなシーンを変に省略していて「…●●ってことだよね…?」という想像というか見ている側が忖度をしなければならないところが多い。
野暮ったさは登場人物の性格にも言えることで、ほぼ全員性格が控えめと言うよりは薄味と言って差し支えない物足りなさがある。物語的な抑制なのかも知れないがぐだ味が鼻につく。
そしてシリアスとコメディの塩梅が絶妙なところもあれば死ぬほど痛々しいところもあって変な気持ちになる。