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魍魎の匣のshihoのレビュー・感想・評価

魍魎の匣(2008年製作のアニメ)
4.4
あの分厚い本を13話でようまとめた👏!

【よかった点】
・効果的な演出が多く面白かった
・実力派声優揃いで安心して聴いていられた
・話はとりあえずこれで分かる(すごい)
・榎木津のビジュアルとCV.森川智之の優勝
・加菜子と頼子
原作読んだときはピンとこなかったけど、二人の描写が多かったことで、解像度が上がった。ちょっと変わり者でもまだ大人の庇護が必要な一人の少女だった…ということを実感した。
・各話タイトルがついている事でまとまりがよくなっているし、このタイトルも伏線であったと後に分かるのが良い
・光の描写が綺麗でよかった

【よくなかった点】
・関口、木場、京極堂、久保は高身長のイケメンにしすぎ。
京極堂は雰囲気あってカッコ良かったけどもう少し枯れてて陰気な感じがほしいしここまでガッシリしてなくていい。関口にイケメン要素は求めていないので(榎木津だけで充分お釣りがくる)そんな美形にしなくてよかったのに。ガッチリ体型なのも同じく不自然だ。キャラに合っていない。二人とも筋トレするような男でもないしさ。
・「匣の中の娘」はあんなに目がぎょろぎょろとは動かないのでは?と思う
・単純に描写のグロさが足りない。グロさに関しては実写の方が良かった
・京極堂の憑き物落とし(一つ目)はちょっとショボく感じた。これも実写映画の方が迫力があった。


【総評】
この年代のアニメとは思えないくらいクオリティが高く、制作チームの愛とこだわりを感じた。OP&ED共にナイトメアなのはちょっと食傷気味になったが、雰囲気はよかった。キャラが美形過ぎるのはCLAMPだからある程度仕方ないかもだけど勿体ないと感じた。全体的としてはかなり満足度が高かった。
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