ろいろい

ココロ図書館のろいろいのレビュー・感想・評価

ココロ図書館(2001年製作のアニメ)
2.4
💠favorite line💠
"小さな奇跡が起こる図書館の物語です。"

🎞️story&information🎞️
人里離れた山奥にある小さなココロ図書館。
そこでは三人の姉妹が司書として、図書館をきりもりしていた。
めったに利用者さんも現れないけど、なんとかみんなに少しでも本の楽しさを知ってもらおうと努力する三人。
そんな中で、末っ娘のこころは色々な人と触れ合い、すこしずつ成長していく。司書として、人間として――。


監督は舛成孝二。

2001年10月からテレビ東京で放送。全13話。
全話の脚本を書いた黒田洋介によると、「全く毒の無い」物語にするためかなり苦労したというコメントがある。

ちなみに、原作者がBoo名義で発行していた同人誌を高く評価していた黒田洋介が、会社を退職して漫画家を目指して修業をすると原作者本人から聞き、知り合いである『月刊コミック電撃大王』の編集長に売り込みを行ったことがきっかけで黒田が脚本を担当することとなったらしい。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
舞台は日本ぽいが明らかに日本ではないどこか。
人里離れた山奥にある図書館に勤務する三姉妹の心温まる日常を描いた作品

事件はほとんど起こらなく、「悪人」は一人も登場しない。
ストーリー展開は
淡々とした日常を追いつつ次第に図書館の過去があきらかになる展開。
物語に起伏は無く、どこかアンソロジー的な作風だった。

ただ、本を活かした内容がでてこないのが残念。
しかも、媚びあざとさがかなりしつこい。
姉妹でキスするとか長女の溺愛を通り越した性的対象としてこころを見る態度とか。

また、基本的にまったりふんわりの話なのだけど、終盤で税金の話がでてきてやたらリアルになる。
しかもその話が原因で、本作が(悪い意味で)善意で舗装されたほのぼの系ストーリーということが判明する。

極めつけは、
心の病んでる子に「ノリ悪~~~あの子おかしいよ」って言うキャラ。一番言っちゃダメだし思っちゃダメでしょ。
いくらゆるふわ系作品で創作物だとしても最高に気分悪くなった。

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story:dアニメストア参考
information:Wiki参考
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