高校生の頃観て感動して以来10年ぶりの観賞。非常に爽やかな作品で、観終わった後に残る清々しい感情は年月が経ってもやはり色褪せない。
攻殻機動隊と世界観や設定を共有しつつも実質的な繋がりは無いので、攻殻機動隊のサイバーパンクな世界観に着いていけなかった人にとっても観やすい作品となっている。それでも、「地球律」に始まる専門用語や展開には多少難解な部分もあるので、それは各々自身で好きに解釈すれば全く問題無いと思う。結局は後味の良さのほうが大事。
「近未来SFサスペンス」と謳われているが、実際は日常に舞い込んでくる不思議な事件を解決していくのんびりとした話が大半なので、サスペンスという言葉に囚われずに気楽に観てほしい作品。
