３話までみて作劇の一区切りを迎えたと思ったのでレビュー。アニメの良回に通ずる、いわゆる「いい最終回だった…」感があった。
やりたいことがはっきりしているからか、リアルに描こうとしている部分と現実離れさせた部分の割り切りが良くて映像作品としてよくできている。
なんていうのか、自主映画のような趣がある。
長いカットで日常動作や操作をみせていたのが印象的。
基本的な演出は抑えめだが、要所でクラシック音楽を劇伴に使用したり、JKにしてはハードボイルドなモノローグがあったりして面白い。
妙に達観したモノローグも、主人公の天涯孤独な設定が活きていてうまい。
カブ乗り同士の距離感といい、二輪乗りの本質的な孤独を肯定する価値観に共感できる。
４話現在、劇中で使用されたクラシック楽曲
ドビュッシー アラベスク
ドビュッシー 月の光
ドビュッシー 亜麻色の髪の乙女
フランツ・リスト 愛の夢
ドビュッシー ベルガマスク組曲 前奏曲
