お腹すいた

PERSONA -trinity soul-のお腹すいたのレビュー・感想・評価

PERSONA -trinity soul-(2008年製作のアニメ)
5.0
ペルソナ3リロードが発売して、売れてて、SNSのタイムラインで真田先輩にお熱の人が多いとこちらの作品を思い出します、自分は元々ペルソナのゲームもすごく好きで見始めたけど、そしたらとっても素晴らしい家族愛、兄弟愛の物語で、夢中になってハマりました。
放送当時はMX、TVK、テレ玉とかローカル局でひたすら放送されててCATVに加入してたのもあって、3局ザッピングして視聴なんて豪華な事もできました。

トリニティソウルは、ゲームのペルソナのようにペルソナを宿して各人の思惑で戦うのはあるけどゲームもナンバリング個々に別々の世界観なように(異聞録と2は微妙に繋がってるけど)、こちらもまたペルソナの作品として立派にペルソナしてて、それがアニメーションなゆえにより細かく、丁寧に学生たちの日常とペルソナ使いの異質さの融合が描かれてて良かった。本当に、設定がとにかく素敵で雪深い富山の地を舞台にスタートするのも味わい深いし、実家の鍵の隠し場所、玄関を開けるときの暗号は誕生日の組み合わせとか、三兄弟の絆や日常が尊いに尽きました。

自分はあまりにもこの作品が大好きで、円盤も集めました。
阿澄佳奈さん演じるめぐみのキャラが元気いっぱい、声がとにかく可愛くて! けっこう気の強いクセのあるキャラだけど阿澄さんのお声が可愛いからもうひたすら可愛い!って感動しかない。そんなめぐみというキャラも過去が何気に重く、異母弟を亡くして自分のせいと思って後悔してるとか、部活の先輩との絆もまた良くて、特にこの2人のペルソナが触れ合って立ち直って行こうとするシーンはいつ、何度見ても泣いてしまう。

くじら、くじらの羽、とか、幻想的なモチーフに全編彩られているのも素敵なんですよね。
楽曲もどれも素晴らしい。

大人になった真田先輩がチャーハン作って食べてるシーンもあるので、ぜひ令和でもトリニティソウルを見る人が増えるといいなー、この素晴らしい世界に触れて、もし傷ついてる心かそれで少しでも癒されたらいいな、と思います。