ろいろい

シャドーハウスのろいろいのレビュー・感想・評価

シャドーハウス(2021年製作のアニメ)
3.4
💠favorite line💠
"生き人形はシャドー家に仕えることが幸せである"

🎞️catch phrase🎞️
『この館には秘密がある』

🎞️story&information🎞️
断崖に佇む大きな館「シャドーハウス」で貴族の真似事をする、顔のない一族「シャドー」。
その“顔”としてシャドーに仕える世話係の「生き人形」。
ある日、“シャドー”一族の少女・ケイトのもとに一人の“生き人形”が訪れ、“影”と“人形”の不思議な日常が始まる――。


監督は大橋一輝。

11話目からはアニメオリジナルの物語。
ストーリーは原作者ソウマトウさん直筆で、原作漫画執筆時の初期案を使用しているとのこと。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
世界観の設定が昨今では珍しく類を見ない秀逸な作品。
ミステリーサスペンスの世界観を描き出ることに成功している。

冒頭から主人の顔が真っ黒で何も見えないという設定から始まり、すぐに世界観に引きずり込まれる😱
序盤はミステリーな雰囲気こそあるものの、顔の見えない主人と元気で可愛らしいメイドの日常系と思わせる程のほのぼのした展開。
私も日常系なのかと思い込んで視聴していた。
終盤にはシャドーハウス、シャドー一族と生き人形の秘密も明かされていき、日常が徐々に壊れていくような感覚に浸れる。

おおよそ物語の雰囲気とは似つかわしくないキャラデザインも特徴的。
特にエミリコは暗い物語とは真逆の、作品的に言えば、煤と対なる『綺麗な』存在であるのと同時に、良いアクセントになっていて、作品の設定と絶妙に溶け合っている。
エドワードも一見憎まれ役かと思いきや、憎もうと思っても憎めないキャラに仕上がっていた。

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story:dアニメストア参考
information:Wiki参考
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