青

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争の青のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

戦闘シーンの演出はカッコイイ良かった。
ただ、最後のクレジットの挿絵が色付けされたことで、全6話通したメッセージ性のようなものが安っぽくなってしまったように思う。アルとアルを見ていた視聴者の視界がクリアになり、現実をよりリアルに写し取れるようになったことを暗示しているのだろうと思う。
でもこういう説教くさい描写は、戦争の悲惨さを語る背後に戦争への憧れが透けて見えてしまう。これは2023年の感想なので、86年の製作陣の認知的、反省的な限界はある思われ、それを鑑みるとまぁ致し方ない?のかなぁ…と。
アルだけ、見えている世界が異なってしまい、世界から置いていかれる(もしくは付いていけない)現象を最後に描いているので、結構なバッドエンドだと思う。

あと、詳細は知らないけど、たぶんエヴァに多大な影響を与えている作品だと思われ。あちこちで似ていた。
青