次郎

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYの次郎のレビュー・感想・評価

3.6
方法論としては完全にゴジラ映画ですねこれ。前半にはガンダムvsガンダムの対決でチャンバラを見せ、終盤ではモビルアーマー同士の大口径ビーム砲で怪獣対決を存分に堪能させてくれる。2号機の悪人面と逆手に持ったビームサーベルは演出としてかなり良し。

初代から続けて観ると50億人が死亡した戦争から僅か3年でこんなにも復興できるかよという突っ込みはありつつ、核の使用、「死の商人」的立ち位置であるアナハイムの存在といった辺りは、製作された91年の時代背景が相応に反映されている。ニナのアレな態度や同僚社員の服装にバブル時代を感じるのは気のせいだろうか。シナリオ面での迷走している感じも含め、良くも悪くも平成ゴジラ映画を想起せずにはいられないことに。
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